ども!1TA-RAWです。先日なんとか帰国しました。ロンドンから風邪を持ち帰ってしまい、ボーッとしたまま未だ状況整理ができてないですが、、、今の所EU関係のおもしろ情報はそのままに東京をベースに発信していく所存なので今後ともよろしくお願いします!
DUB BOYは日本では馴染みがまだないと思いますが、現地ブリストルではSMITH & MIGHTY、DIE、KRUST、PEVERLIST、PINCH..などに続く期待のローカルDJ/プロデューサー/プロモーター。彼が主催に関わるMONSTER BASSやRUFFNECK DISKOTEKなどはブリストルBASSシーンでも重要なパーティで、自分もMUNGO'S HI FIはこのパーティで知り合い、初めて彼らのサウンドシステムを体験することができてとても衝撃を受けたパーティのひとつ。
STEAK HOUSEレーベルにも関わり、作品やフェスティバルにも徐々に頭角を表してきていうならばブリストル期待の若頭!
UKのなかでも独特のサウンドを放つブリストルの街の雰囲気、音楽から人に関わる様々なことが垣間みれる面白い話がいろいろ聞けました。長文になってしまいましたが、、
それではどおぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
10代の時はどんな音楽を聴いてどんなイベントに行ってたの?
(DUB BOY *以下D) 若いときはパンクとレゲエのダンスに行ってたよ。あんまりクラブには行ってなかったかな。周りのみんなはドラムンに夢中になってたからパンクやレゲエのダンスには一人で行く事も多かったけど、柔軟に自分から好きな音楽のパーティーに行ってたので自分にとって良い音楽教育だったと思うよ。90年代のブリストルは音楽的に凄く良い時代ですごくいいパーティーがたくさんあった、音楽的な要素が形成される若い時を良い時代で過ごしてすごくラッキーだったと思う。
当時のお気に入りのDJやアーティスト、ベニューはある?
(D) そうだね、当時はMore Rockers, Portishead, Aspects, Strangelove, Gary Clail & On U Sound関連、Third Eye Foundationとかが好きだったね。 Qualitex & Unique Starとかのブリストルのサウンドシステムも好きだった。
もちろんブリストルはドラムンで世界的にも有名だったと思うけど自分はドラムンのシーンとは距離を置いてたかな。エッジがある音楽が好きなんだよね、わかるでしょ?ブリストルは変わっててエッジがあって荒れてるパーティーもあったからそういうのが好きだったね(笑)
(D) Easton Community Centre, Maze, Powerhouse, Trinity Centre, Thekla, Blue Mountainなんかで良いレゲエダンスもあった。ギグはLouisiana & The Fleeceなんかで多かった。今と比べると自由でほんと良い時代だったよ。あとアングラのテクノとパンクのシーンも大きくてマッドなウエアハウスパーティーも多かった。大ファンではなかったけど当時のシーンのアウトローな感じは吸収できたかな。あと何年か前に終わっちゃったんだけどAshton Court festivalっていう地域コミュニティーのフェスも90年代は凄くよかった。ブリストルの違う人種のグループがうまく混ざって音楽的に素晴らしいフュージョンが起こるっていう良い部分が凄く出ていたね。
どうやってDJをはじめたの?
(D) DJ始めたのは遅いんだよね。ティーネージャーの時はバンドをやっていて、ドラムンに夢中だった周りの友達と違ってミックスをやった事がなかった。ちょっと面白い話なんだけど僕らはみんなブリストルを「ビッグビレッジ(大きな村)」って呼んでいて小さいからすぐに人とつながるんだよね。今はなきRootedっていうレコ屋でよく買い物をしていたんだけど、ある店員に「俺の家の近くで絶対見た事あるよ」って言われて、それがは当時Pinchと一緒に住んでいたPeverelistとの出会いだった。その時05年くらいで僕はPinchのContextっていうパーティーに行っては初期のダブステップをチェックしてたので、Pinchと近所に1年も住んでてお互い気づいてなかったのにはびっくりしたよ。Pinchと友達になってから彼によく「ティムは凄い良いレコード持ってるんだからターンテーブル2台買いなよ」って言われた、そんなPinchのおかげというか25歳で2台のタンテを買ったんだよね(笑)1週間後にPinchがうちのドアをノックして「金曜にパーティーやるけどDJしたい?」って言われて「タンテ2台買って1週間でDjなんてできないよ!」ってなったけど彼は「大丈夫、絶対やったほうがいいよ」って言われてやる事にした。そのパーティーは伝説的なSubloadedっていうパーティーで僕が初めてDjしたギグのメインアクトはKode9とPkasticianだった。初DJとして悪くないでしょ?凄く楽しくてDJを続けてるのはその日からずっと治らない病気にかかってるようなもんだね。そう、僕のDJキャリアは完全にPinchとPeverelistのおかげ、だから彼らを最大級にリスペクトしてるし感謝してるよ!
ブリストルの音楽シーンとロンドンや他のイギリス内の都市の音楽シーンの違いはどういうところだと思う?
(D) そうだねブリストルはコンパクトな町だから色んな人と知り合ったり色んな場所にいきやすいんだよね。だから音楽にしても他のカルチャーにしても交流がさかんなのが全てにおいてブリストルの個性だと思う。Wild Bunchがいい例じゃないかな。他の都市はもっとグループが別れてたりすると思う。
(D) ブリストルでは人同士が近いから基本的にお互いがお互いをサポートしてる。他の都市は多分そういう特徴はないんじゃないかな。もちろん健全な競争は間違いなくあるし、その競争がお互いを刺激したり、音楽をシェアしたり、コラボレーションする事につながってると思う。スローな土地柄もあるんだけどね。いつも「明日があるさ」って感じで笑 あとブリストルはあまりトレンドにのっかたり、ハイプになろうとする動きがないかな。僕らはサイダーを飲みながら僕らのやり方でやってるよ。
ダブステップという音楽が出てきた時はどう思った?
(D) エキサイティングだったよ!04年くらいにダブステップを知って、PinchとPeverelistの隣で住んでたから十分に聞かされたよ笑 ブリストルの多くのミュージシャンがダブステップを通ったしエキサイティングな時期だった。Ruffnek Diskotekっていうパーティーを始めたのもそのころだね。僕はダブステップはサウンドシステムカルチャーの一つだと思ったし、ジャングルやレゲエにも共通する音楽だと思ったからそれらを一緒にしてパーティーをしたかった。当時05年くらいはほとんどのパーティーは1ジャンルのものが多かったから僕らは何か違う事がしたかったんだよね、似たジャンルを好きなみんなを集める事に対して情熱があったしみんな一生懸命働きかけて僕らの音楽をプッシュしたよ。結果、当時分割が始まっていた流れに反して沢山の人が一緒になった。ダブステップのダンスはドラムンが好きな人、テクノ、エレクトロ、レゲエが好きな人みんなが集まった。そこにはみんなが好きな何かが、ベースがブンブン鳴って、ガンジャの煙が充満してて、クリエイティビティについて無限の可能性があった。そんなシーンで何かやれてグレイトだったね。もちろん今は状況が変わったけど、個人的にはダブステップはブリストルのサウンドシステム文化の中でずっと新しい世代に受け継がれていく遺産だと思う。
今から注目すべきブリストルの新しいミュージシャンを教えてくれる?
(D) kahnとNeekのGorgon Sound、MCのTenja、Evemoor Sound、Atki2、J-man、HotheadやJus'nowがそうかな。みんなエキサイティングな事をやってるよ。かれらはダブ、ジューク、ハウス、ジャングル、ファンキーなバッシュメントやソカとかのジャンルを混ぜたような音楽をやってるよ。ブリストルだからね!
ブリストルでオススメのお店とかあれば教えてくれる?
(D) Idle handsっていうレコ屋(注:PeverelistやAppleblimが働いていたRootedのスタッフがRooted閉店後に立ち上げたレコ屋)、ブリストル一番のジャークチキンは日曜朝のTobacco Factoryのマーケット内の屋台だね。Court Estateにピクニックに行くのもいいしAppleでサイダーを飲むのもいいね。ブリストルのピュアバイブスを楽しめるクラブはCosises。
スペシャルなダブやマッシュアップ、リミックスを沢山持ってるけど、いつ音楽を作り始めたの?
(D) かなり最近だよ。DJする事に情熱を持ってるし、それで自分の名前を築きあげてきたから自分の武器を持つことをモチベーションにしてエディットやマッシュアップ、スペシャルを増やしていく事は自然だったね。それが今の曲作りにつながってる。僕とAtki2は2010年にTigerflowerっていう曲をIdle handsレーベルからリリースしてその曲はPunch DrunkのWork The Weightっていうコンピにも入った。その曲はAtki2がサンプラーを使い、僕は自分のギターでベースラインを引きドラムマシーンをタップしてできたんだよ。曲に対する人の反応も良くて、どう音楽を作っていくか参考にあったね。でも僕は物事を急ぐタイプじゃないの知ってるよね。。DJ始めるのも遅かったし自然に音楽と付き合って行くだけでハッピーに思ってるよ。人生で起こる事には全て意味があると思うし、純粋に音楽が好きで一生の情熱にしてる人といっしょで長く続けていく事が大事だと思ってる。本質がそこにあればすべてよしって感じかな。
多くのUKベース・ミュージックのアーチストはハードで暗くてディープな感じの曲に重きをおきがちで、UK音楽の歴史の中でもその特徴があると思うんだけど、Dub Boyのセットやスペシャルはハッピーで明るくて柔軟なテイストが中心にあって、結果フレッシュで他との違いが印象的です。どうなってそんなテイストになったの?
(D) 確かにそうだね。ダークでムーディーな音楽にはそんなに興味がなくて明るくてメロディーとフックがあってキャッチーなリリックを歌えるような曲が好きかな。リディムが好きだし、そんな音楽で体が自然に動くのわかるよね?それが僕のテイストだと思うしそれがセットや自分のの曲に反映されてるんじゃないかな。
ディープで暗い音楽はもちろん重要だし人間の自然な感情を反映してると思う。全ての人にタイプがあると思うし、強烈な音楽を夕方から聞くような人は僕の音楽を聞かないと思うよ。僕は楽しい事が好きで、給料日の金曜日にダンスに行って踊って仕事のストレスから開放される、みたいなのが好きなんだよね。たぶん僕自身がハッピーで前向きな人だと思うからそれも反映されてるんじゃないかな。
今夏など今年の予定を教えて下さい。
(D) 今年の夏はフェスで忙しくなる予定。運良くいくつかのフェスに呼ばれていて今年の夏は今までで一番楽しそうだね。Outlook、Boomtown Fair、WomadとあといくつかのフェスでDJする予定ですごく楽しみにしてるよ。DJギグも沢山あればいいなと思ってるし、ブリストルでのRuffnek DiskotekのパーティーもあるしRufffnek Diskotekレーベルもやと立ち上げる予定だからね。レーベルやるまで長くかかったよ!
最後に日本のレゲエ/ベースミュージックの印象を教えて下さい。
(D) すごくいいっていう印象だね。レゲエを好きでずっと聞いてれば音楽はほんとユニバーサルだって分かるよね。今サウンドシステムカルチャーに対する情熱は世界的に広がった事はみな知ってるしそれぞれ個性的だよね。UK、日本、ドイツ、メキシコ、スウェーデン、フランス、イタリア、スイス、勿論ジャマイカとうとう、どの国も自分の国の特色を持ってこのユニバーサルな音楽をやってるしものすごくインスパイアされる音楽になってると思う。マイティークラウンをYoutubeで見るのも大好きなんだよね。ダンスホールクイーンも。日本の皆がブリストルに興味を持ってくれてるのもすごいし、彼らが持ってる情熱はストロングだと思う。いつか日本に行く事は自分自身に約束してるからね!
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ブリストル・スピリットが世代を渡って継承され、今のブリストルを担う若頭、DUBBOYのインタビューでした!
協力・インタビュー 3RD BALL and TIM "DUB BOY" Thanks!